語彙がない人がAIを使うと、具体的に何が起きるか
「振り回される側」の正体を分解してみた
昨日までの記事で、「文章をどれだけ浴びてきたかが、AIを使いこなせるかの土台になってる」って話をしました。
今日はここをもう一歩、具体的に分解していこうと思います。「語彙がない」「文脈理解が浅い」と、AIを使った時に実際どうなるのか?(・`д・´)
「なんかいい感じにして」が生まれる場所
まず、一番わかりやすいところから。
語彙が乏しいと、AIへの指示(プロンプト)がどうしても曖昧になります。
「なんかいい感じにして」「もっとちゃんと書いて」・・・こういう指示、正直誰でも一度は出したことあると思うんですけど、これって「なんかいい感じ」を具体的な言葉に変換できてないから起きるんですよね。(;´Д`)
自分の頭の中にあるイメージを、言葉として切り出せない。だから指示も粗くなる。当然、返ってくる出力も自分のイメージとズレる。そしてまた「なんか違う」ってやり直しになる・・・。
これ、AIの性能の話じゃなくて、こっち側の解像度の話なんですよね。(˙-˙)スン…
もっともらしさに、丸め込まれる
次に、もっと厄介なのがこっちです。
AIの出力を、そのまま鵜呑みにしてしまう。
「ハルシネーション」って言葉、聞いたことある方もオラれますかね?
AIって、それっぽく、自信満々に間違ったことを言うことがあるんですw
文体が整ってるから内容も正しく見えてしまう。(ノ∀`)タハー
ここで「あれ、なんかおかしくないか?」って引っかかれるかどうかは、こっちの文脈理解の深さに直結してます。過去に似た話を読んだことがある、その分野の基本構造をなんとなく知ってる、言葉の使われ方に違和感を持てる・・・こういう蓄積があるから、「あ、これ怪しいぞ」って気づけるんですよね。
逆に言うと、蓄積がない人ほど、AIの出力を疑うきっかけそのものを持てません。もっともらしい文章にそのまま丸め込まれてしまう。
これ、実は結構危ない話でもあって。「AIに任せれば、あなたは何もしなくても全部できます」系の売り文句、最近本当によく見かけるんですけど・・・ああいうのに一番刺さりやすいのも、実はこのタイプの人だったりするんですよね。┐(´д`)┌
自分で疑う力がないと、「AIが全部やってくれる」という言葉自体を、そのまま鵜呑みにしてしまう。皮肉なことに、AIを疑えない人ほどAIを謳う売り文句も疑えないんです。
読み切れないまま、分かった気になる
三つ目は、少し地味なんですけどジワジワ効いてくる差です。
AIの回答が長くなった時、途中で自分の頭の処理が追いつかなくなる、というやつです。
AIって、聞けば聞くほど、丁寧に、長く答えてくれます。でも、その長い文章を最後まで読んで、構造を掴んで、「結局何が言いたいのか?」を自分で再構成する力がないと、情報量に飲まれて終わってしまうんですよね。( ˙-˙ )スン…
これも、普段どれだけ長い文章を読み慣れてるかの差がそのまま出ます。
逆に、文章を読み慣れてると、長いやり取りの中で「あ、この話、さっき言ってたことと繋がるかも?」「これ、別の角度から見たら面白いネタになりそう!」って、AIとの壁打ちの中で自分でも思ってなかった発見に気づけたりするんですよね。(・∀・)
長い出力を「情報」としてただ受け取るんじゃなくて、「素材」として扱えるようになる。これも、読み慣れてるかどうかの差の一つだと思います。
同じAIでも、扱ってる人が違う
じゃあ逆に、語彙・文脈理解がある人は、AIとどう向き合ってるのか。
まず、プロンプトの解像度が違います。「いい感じにして」じゃなくて、「この部分はこういうトーンで、この部分は具体例を入れて、これはこの読者に向けて」って、自分の頭の中を具体的に言葉に落とせる。だから一発目の出力から精度が高い。
次に、出力への向き合い方が違います。「なるほど、これは使える」「ここは違和感あるから確認しよう」「これは自分の言葉に置き換えよう」って、鵜呑みにせず、素材として扱えます。
自分の場合で言うと、黒子たちAIメンバー※とのやり取りって、指示を出して終わりじゃなくて、返ってきたものに対して「ここ、ちょっとニュアンス違うかも?」「もっとこういう角度で」って、何度もやり取りを重ねてるんですよね。
この「ズレを言葉で修正できる」感覚自体、たぶん語彙とか文脈理解がないと成立しないやり取りだと思います。
※自分はAIそれぞれに名前と人格を設定して使ってます。詳しくは連載「AIとととと」で → https://bmp3c.substack.com/s/aiai
つまり、こういうことなんです。
語彙を鍛える、文章を読む量を増やす、それ自体は地味な作業に見えるかもしれません。でも、その蓄積は、実は「AIとどう付き合うか」の質に、直接跳ね返ってきます。
指示の解像度
出力を疑う力
長い情報を処理する体力
このどれもが、これまで文章をどれだけ浴びてきたかに紐づいてる。( ゚д゚ )クワッ!!
「AI時代だから、勉強しなくていい」は、たぶん逆なんですよね。AIがあるからこそ、AIに振り回されないための土台がこれまで以上に問われてる。
先日の記事で紹介した感情ラベリングも、掲示板に溺れてた自分の話も、突き詰めると全部この土台作りの話だったんだなぁ~って今回書きながら気づきました。(・ω<)テヘペロ
あとがき
前回、前々回、前々々回と続けてきた語彙・言語化の話、今回で一区切りついた形になりました。
読んできた文章の量が、地頭の話だけじゃなくて、AIとの付き合い方にまでちゃんと繋がってたんだな~と自分でも書きながら発見がありました。
このシリーズ、また別の角度で書きたくなったら戻ってくると思います。( ◜ω◝ )ニチャア
このあたりの「AIとの向き合い方」、実際にやってみて感じたことがあれば、コメントで聞かせていただけたら嬉しいです。(・∀・)



