『これ、自分のことだ』と思った瞬間のこと
たぶんこの記事を読んでる間にも、一回はそれが起きます
突然ですけど、こういう経験ってないですか?
映画を観てるとき、本を読んでるとき、誰かの話を聞いてるとき・・・ふと、胸のあたりがじわっとする瞬間。
登場人物が泣いてるわけでもない。劇的な展開があるわけでもない。なのになぜか、そこだけ妙に引っかかる。
自分はそれを長い間、「なんかエモい」の一言で片付けてたんですよね。
でもある日、気づいたんです。
あの感覚って、たぶん『再会』なんじゃないか、って。
少し話が変わるんですけど、聞いてもらえますか。
子どもの頃、学校の帰り道で転んで、泣きながら歩いて帰った記憶ってありますよね。誰も見てなくてよかった!とか、早く家に帰りたい…とか、そういう情けない気持ちを抱えながら。
そういう記憶って、普段は意識しないじゃないですか。どこかに仕舞われたまま、何年も出てこない。
でも、物語の中に「転んで泣きながら歩いてる子ども」が出てきた瞬間、その記憶が勝手に蘇ってくる。
「あっ・・・これって・・・」って。
人がストーリーに惹かれる理由って、いろんな説があるんですよね。
脳が現実と物語を区別できないから、とか。感情移入することで疑似体験できるから、とか。構造的にオチがあると気持ちいいから、とか・・・。
それぞれ間違ってないと思うんですけど、自分が一番シックリきてるのは「過去の自分と出会えるから」という説なんです。
人は基本的に、自分の経験を整理しながら生きてるじゃないですか。
でも全部は整理できない。消化できてない感情とか、名前をつけられなかった体験とか、そういうものが山ほどあって、どこかに眠ったままになってる。
物語って、その「眠ってたもの」に光を当ててくれるんですよね。
「あなたが感じてたのはこれでしょ?」って、言語化して差し出してくれる。
だから刺さる。
「エモい」ってよく言うじゃないですか。
最近この言葉、やたらと使われるようになったけど、意外と誰も定義できないんですよね。「なんかエモい」で終わってしまう。
でも自分なりの解釈があって。
エモいって、たぶん『時間が動く感覚』なんじゃないかと思ってるんです。
過去の自分と、今の自分が、ストーリーの中で不意に出会う。
そのとき、ただの「今」だった時間が、急に奥行きを持つ。
「ああ、自分はあのときこういうことを感じてたんだ」って、過去が急に解像度を上げてくる。
それが「エモい」の正体なんじゃないかな、って。
・・・で、ここまで読んでくれたあなた、「ピン!」と来てますか?
この記事、最初から「ストーリーが好きな理由」を説明しようとしてたわけじゃなくて。
転んで泣いた子どもの話とか、「あっ・・・これって・・・」の感覚とか、そういう小さなストーリーを積み重ねながら、気づいたらここまで来てたんですよね。
そう。
「なぜストーリーに惹かれるか」を、ストーリーで説明するとこうなる、っていう実験でした ( ◜ω◝ )ニチャア
人はロジックより先に、感覚で「わかった」気になる。
そしてその感覚は、たいていどこかで「あっ・・・これって・・・」ってなったものと繋がってる。
だからストーリーは強い。理屈じゃなくて、記憶に直接触れてくるから。
あとがき
この記事、自分でも書きながらちょっとニヤニヤしてましたね。
「説明しながら実演する」って構造、好きなんですよ。
ネタバレしてるのに、それでも体験できてしまうっていう。映画で言えば『インセプション』とか『デッドプール』とか、そんな雰囲気ありましたよね?
ストーリーテリングの話、またどこかで続けたいと思ってますので、気になる方はぜひ購読して待っていてください。
次も「普通に読んでたはずなのに気付いたら『あっ・・・これって・・・コレのこと!?』」ってなる記事にしたいと思ってます。( ◜ω◝ )ニチャア
感想や「あっ・・・これって・・・」なエモ体験があればぜひコメントで教えてもらえると嬉しいです!
この記事が「あっ・・・これって・・・」ってなった方、購読してもらえると続きを届けられますよ。無料でずっと読めますので、気軽にどうぞ。(・∀・)




BMPさん😊
「過去の自分との再会」という言葉に、とても納得しました。
最近、自分で書いた物語を読み返しているうちに、涙があふれたことがあります。
自分で書いた文章なのに、どうしてこんなに心が動くのだろうと思っていました。
でも、物語の中で、ずっと頑張ってきた過去の自分と再会していたのかもしれません。
私にとっての「あっ……これって……」が、ここで言葉になりました😊✨