今回のSubstack LIVEも、BMPとひろみさんの二人でお届けしました。
お盆休みの話から始まったはずが、接客業で感じていたこと、UFOキャッチャーの裏側、最近のSubstack、AIツールの使い分けまで、話題はあちこちへ。
ひとつのテーマを深く掘るというより、二人の経験や疑問がきっかけになって、次の話へ広がっていく回になりました。
今回は、その中から印象に残った話をまとめます。
人と関わる仕事にも、いろいろある
BMPは、サービス業の店長として約10年働いていました。
盆や正月は休みではなく、むしろ繁忙期。スタッフが休みを取りやすい時期だからこそ、店長や責任者が現場に出続けることも多かったそうです。
複数の店舗を回りながら、長期間ほとんど休まず働いた経験もありました。
一方、ひろみさんも飲食店などで接客を経験しています。
接客そのものは面白かったものの、インカムをつけて店内全体を見渡し、スタッフへ指示を出す役割は苦手だったそうです。
目の前のお客さんと話すことと、空間全体を把握しながら段取りを組むことは、同じ接客業でも別の能力です。
ひろみさんは、当時の経験から「自分は指示する側よりも、指示を受けて動く方が合っている」と感じたと話していました。
BMPも、人と関わること自体が嫌いなわけではありません。
ただ、どんな人が来るか分からない状態で、初対面のお客さんに合わせ続ける一般的な接客には、大きな負担を感じていました。
ここで話題になったのが、接客とコンサルの違いです。
コンサルに来る人は、SNSや記事などを通して、BMPの考え方や価値観をある程度知っています。
BMPも、相手の状況を知ることで「もっとこうしてあげたい」という気持ちを持ちやすい。
相手側にも、アドバイスを受け取る準備があります。
同じ人対人の仕事でも、関係性の始まり方が違えば、感じ方も大きく変わるようです。
「人と話すのが得意か、苦手か」という二択だけでは、自分に向いている仕事は判断できません。
誰と、どのような関係性で、どんな役割を担当するのか。
そこまで分けて考える必要がありそうです。
UFOキャッチャーを見ると、なぜか力が入る
接客の話から、BMPが働いていたアミューズメント業界の話へと広がりました。
UFOキャッチャーで遊ぶ人を見ていると、自分が操作しているわけでもないのに、なぜか体に力が入ってしまう。
ひろみさんも、子どもとゲームセンターへ行った際、知らない中学生がUFOキャッチャーに挑戦している姿を、陰ながら応援していたそうです。
景品が取れなかった瞬間、思わず「あーっ」と声が漏れてしまい、振り返った中学生にウインクしてしまったという話も。
BMPによると、ゲームセンターでは珍しい光景ではないそうです。
常連客が、ほかのお客さんのプレイを見ながら、
「あの人、もう少しで取れそうやな」
とスタッフへ話しかけることもありました。
操作している本人だけでなく、周りで見ている人まで参加しているような感覚になる。
UFOキャッチャーには、そんな不思議な力があります。
UFOキャッチャーは「つかむゲーム」とは限らない
BMPがアミューズメント施設で働いていた頃、よく言われたのが、
「何千円も使ったのに取れへん!」
「兄ちゃん、これ取ってみろや!」
という言葉でした。
アームが弱く、景品を持ち上げられないことに納得できないお客さんは少なくありません。
しかし、UFOキャッチャーは必ずしも、アームで景品をつかみ、持ち上げて運ぶゲームではありません。
引っかける。
少しずつ寄せる。
角度を変える。
景品や台の形に合わせて、取り方を変える必要があります。
BMP:つかむっていう固定観念でやるから難しいんですよ。
ひろみ:つかむ以外の方法を考えるんですね。
BMP:引っかけたり、寄せたり。景品によって違います。
最近は、YouTubeなどで取り方を紹介する動画も増えています。
しかし、BMPが現場で働いていた約15年前は、「UFOキャッチャーは景品をつかんで運ぶもの」という認識が今より強かったそうです。
そのため、現場ではお客さんへ取り方を説明することも、接客のひとつになっていました。
店員さんが取りやすくしてくれる基準
UFOキャッチャーでは、苦戦していると店員さんが景品を動かしてくれることがあります。
この対応は、単にスタッフの気分だけで決まるわけではありません。
店舗や運営会社によって異なりますが、景品には原価があり、その景品からどの程度の売上を作るかという基準があります。
たとえば、ある景品について、五千円程度の売上が入れば問題ないという基準があったとします。
一人のお客さんが五千円使う必要はありません。
最初のお客さんが千円で諦め、次のお客さんも千円で諦め、三人目のお客さんが二千円使っている。
そうすると、その景品にはすでに合計四千円が入っています。
その状態で三人目のお客さんが苦戦していれば、
「この辺を狙うと取りやすいですよ」
と声をかけたり、景品の位置を少し動かしたりすることがあります。
ひろみ:あれ、本当にうれしいんですよね。
BMP:お店側にも、取ってもらっていい基準があるんです。
ただし、前のお客さんが諦めた台ばかりを狙う人もいます。
いわゆる「ハイエナ」と呼ばれる行動です。
スタッフは店内を回りながら、お客さんの行動も見ています。
同じ人が何度も、ほかのお客さんが諦めた直後だけを狙っていれば、スタッフ間で情報が共有されることもあるそうです。
UFOキャッチャーは、アームを操作するだけのゲームに見えます。
しかし、その裏側には景品の原価、店舗の利益、スタッフの接客、常連客の行動まで含んだ、ビジネスの仕組みがあります。
Substackは静かになったのか
話題はゲームセンターから、最近のSubstackへ。
ひろみさんは、Substack全体が以前よりも静かになったように感じているそうです。
サービスに人が集まり始めた頃は、多くの人がLIVEをしたり、コメントを残したり、朝からチャットへ書き込んだりしていました。
現在も活動を続けている人はいますが、当時ほど表立った動きが見えなくなった印象があります。
ひろみ:一時期と比べると、静かになった感じがするんですよね。
BMP:Substackの中で、大きく動いていないだけかもしれませんよ。
BMPは、活動していた人たちが消えたのではなく、それぞれが別の場所にコミュニティを作り始めた可能性を挙げました。
Discordやメンバーシップ、チャットグループなど、Substackの外で交流を深めている人もいるでしょう。
新しいSNSやプラットフォームが登場すると、最初は大勢の人が同じ場所に集まります。
しばらくすると、価値観や目的が近い人同士で、小さな集まりに分かれていく。
Substackでも、同じような変化が起きているのかもしれません。
ひろみさん自身も、最近はLIVEの告知以外でチャットをあまり使っていないことを振り返っていました。
一方、BMPは毎朝、何かしらチャットへ投稿しています。
毎日発信している人には、読者も安心して話しかけやすい。
交流を増やすためには、大きな企画を開くことだけでなく、普段から小さく声を出し続けることも大切なのでしょう。
AIに課金しても、使い切れている気がしない
後半は、二人が普段使っているAIの話になりました。
BMPが最も頻繁に使っているのはClaudeです。
テキストコンテンツを作る機会が多いため、人間らしい文章表現を得意とするClaudeを使うことが多いそうです。
ChatGPTも以前に比べると文章生成の質が上がり、画像生成を含めて使いやすくなっています。
GeminiはGoogle系サービスとの相性に強みがありますが、文章では少し硬さを感じることもあるという評価でした。
一方、ひろみさんは最近、ClaudeとChatGPTの両方を使っています。
画像生成に苦手意識があるため、チャット上で指示するだけで画像を作れるChatGPTには、使いやすさを感じているそうです。
ただ、複数のAIへ課金する中で、
「自分は本当に使い切れているのだろうか」
という疑問も感じています。
ひろみ:私程度の使い方で、こんなにAIへ課金していいんだろうかと思うんですよ。
BMP:マインドブロックがかかってるんですか?
ひろみ:使い切れていない自信はあります。
BMP:嫌な自信ですね(笑)
AIを契約したからといって、すべての機能を使う必要はありません。
しかし、使っている機能や作業量が見えにくいことで、料金に対する納得感を持ちにくい人は多そうです。
どれだけ高性能なAIでも、自分の仕事や生活の中で使う場面がなければ、価値を感じにくい。
機能の多さよりも、自分がどのような作業で助けられているかを見る方が、判断しやすいのかもしれません。
最強のAIより、作業に合ったAI
BMPは、AIツールやWebアプリを作る際、複数のAIを役割ごとに使い分けています。
基本的には、Codexで設計書を作り、その設計書をもとにAntigravityで実装する流れです。
しかし、無料のジングル生成ツールを作った際は、Codexに別の作業をさせていたため、Antigravityだけで設計から実装まで進めました。
→ スペースの雑談を拾ったら、数時間後に公式サイトにジングル生成ツールが生えていた
すると、ジャズを指定しても、ロックを指定しても、すべてファミコンのようなピコピコ音になってしまったそうです。
何度修正しても、曲調はほとんど変わりませんでした。
そこで、同じファイルをClaudeのFable5へ渡し、作りたいものを説明しました。
すると、それまで数時間かけても完成しなかったものが、ほぼ一度で求めていた形になりました。
ひろみ:そんなに違うんですね。
BMP:今までの数時間は何やったん、と思いましたよ。
この経験から分かるのは、「どのAIが一番優秀か」だけを考えても、あまり意味がないということです。
文章に強いAI。
画像に強いAI。
設計に強いAI。
実装に強いAI。
同じAIでも、与えた役割や情報によって結果は変わります。
現在の順位が、数か月後にも同じとは限りません。
AI業界は変化が速く、以前は圧倒的だと思われていた機能が、短期間でほかのサービスに追い越されることもあります。
最強のAIを探し続けるより、自分の作業に合ったAIを選び直せることの方が重要なのかもしれません。
週末は二つのAI勉強会
今回のLIVEでは、週末に開催する勉強会についても紹介しました。
土曜日は、オンラインサロンで行う「AIを使ったスライド資料の作り方」。
日曜日は、BMPが個人で開催する「プロンプトの作り方」です。
どちらも、参加者からの要望をきっかけに決まったテーマでした。
AIは、日々進化しています。
しかし、AIの性能が上がっても、伝える指示が曖昧であれば、返ってくる答えも曖昧なままです。
どのAIを使うかだけではなく、何を、どのように頼むか。
日曜日の勉強会では、AIからより良い結果を引き出すための考え方を学びます。
話が脱線するから、見えてくることもある
今回のLIVEでは、接客業の話からUFOキャッチャーへ。
そこからSubstack、AI、勉強会へと、話題が次々に変わっていきました。
最初から決められた結論へ進む講義とは違い、二人の経験や疑問が重なることで、思いがけない話が生まれています。
人と関わる仕事でも、得意な役割は違う。
表から人が減ったように見えても、別の場所で関係が続いていることがある。
AIも、ひとつのサービスですべてを解決しようとするより、それぞれの得意なことを知った方がうまくいく。
一見すると別々の話ですが、共通しているのは、
「ひとまとめにせず、違いを見ていくこと」
なのかもしれません。
今回も、話しながらテーマが決まっていく、LIVEらしい一時間になりました。
Thank you みむ@星の世界の表現者, まぐろねこ | AIと暮らす, しょうこ/「私だもの。」に戻るログ , and many others for tuning into my live video with ひろみ¦音声で心地よい空間をつくる人! Join me for my next live video in the app.












